光・量子融合連携研究開発プログラム

小型加速器による小型高輝度X 線源とイメージング基盤技術開発

Fundamental Technology Development for High Brightness X-ray Source and the Imaging by Compact Accelerator

ABOUT

開発プログラムとは?

小型加速器による「小型高輝度X線源イメージング基盤技術開発」プログラムとは?

文部科学省が公募した、平成25年度「光・量子融合連携研究開発プログラム」の「光・量子ビーム技術の融合・連携促進のための基盤技術開発」として採択された研究開発プログラムの1課題です。 このプログラムに費やされる期間は5年間です。

「光・量子融合連携研究開発プログラム」は、光・量子ビーム技術の連携を促進し、我が国の有する施設・設備を横断的に活用する先導的利用研究と、将来を俯瞰した基盤技術開発を推進することで、課題解決に向けた研究開発を強化し、開発の成果を社会に還元するとともに、将来の利用研究の礎とすることを目指します。
「光・量子ビーム技術の融合・連携促進のための基盤技術開発」は、光・量子ビーム技術の融合・連携を促進する加速器等の高度化・小型化の研究開発を実施し、イノベーション創出に向けた研究基盤の形成への貢献を目指す課題です。

全体計画と目的

ポストゲノム時代の生命科学研究、ナノ構造解析、創薬、医療診断・治療の基盤技術開発を行います。

小型高輝度X線源は企業・病院・大学等での創薬および医療診断・治療に革新的な高効率化を提供します。

ICS(逆コンプトン散乱)によるX線生成では、レーザーパルスと電子ビームの衝突を高繰返しミクロンサイズ精度で行うことによって高輝度X線生成が実現し、ICS X線の特徴である準単色コーンビームの画期的な利用展開に繋がる小型高輝度X線源に必要な基盤技術開発を行い実用化を図ります。
本委託研究にて実施する技術開発項目は、マルチアルカリカソード、クリイオ光陰極高周波電子銃、エネルギー回収型超伝導高周波加速器、高品質短パルス大強度レーザー蓄積装置、ミクロン精度での電子ビーム軌道制御、レーザー光路精密調整及びX線イメージング法があります。詳しくは、基盤研究 を参照下さい。

研究組織

幹事機関を中心に複数の大学、公的研究機関等が参画したネットワーク型研究拠点を構築します。

ネットワーク型研究拠点により世界に例のない独自の先端光源・ビーム制御等の研究開発、我が国の国際競争力の強化を実現する先導的利用研究とその実現に向けた基盤技術開発、先端光源等を活用した異分野ユーザー研究者との連携を行い、連携大学院等の仕組みによる次世代を担う若手研究者の育成を図ります。

代表機関(高エネルギー加速器研究機構 KEK)は、参画機関(国立大学法人広島大学、独立行政法人日本原子力研究開発機構、学校法人日本大学、株式会社リガク、学校法人早稲田大学、独立行政法人産業総合研究所、国立大学法人京都大学、国立大学法人東北大学)と再委託契約を結び、本受託事業で実施する基盤技術開発およびシステム統合化研究開発を参画機関と密接に連携協力することによって推進します。